私も納得したお墓作り
私は足立区に住んでいて、仕事は建設会社を経営しています。この1月に親が亡くなり、近くのお寺さんにお墓を建てることになりました。
そのお寺には親戚一族のお墓があり、私の家はまだ更地のままでお墓を建てていませんでした。家族は、私は長男であることと仕事が建設業だから、任せても安心と思っていたみたいですが、それでも埼玉県川越市に住む母親と妹と打合せをしながら進めることにしました。
お寺さんに行ってお墓の事を相談したところ、出入りのいい石材店がいるとのこと、会って話をしてみたら、経験が長く色々なお墓の実績があり、こちらで出す注文を良く聞いて分かってくれました。
でも、疑ってみると、口ではどんな調子の良いことも言えるが、実際はどうか疑問でしたが、お墓の図面を見せてもらうとしっかり書いてあり、説明も的を得た受け答えなので大丈夫かな思ったが、まだまだ安心できない。
今度は文字の打合せで、正面の文字がいまいち気に入らない。現地で打合せをしたら、こちらが考えているような文字を見つけ、この文字でお墓の彫刻文字を作れと注文する。
選んだ文字
一番の問題はお墓の完成日、こちらとしてはお彼岸前の四十九日に納骨をしたいと無理な日程の注文を出したところ、石材店は工場と打ち合わせてこちらの仕事を優先的にすることで納骨日までにお墓を完成してくれる事を約束しました。
次に注文を出したのは石材の種類、当初から白みかげ石系統が希望だったので、その中でも石の目がそろって堅い白みかげ石はと注文したら、こちらの希望の通りの白みかげ石を提案して来ましたので、一回で決まりました。
ここで私は、せっかく良い白みかげ石でお墓を作ったのに、子孫が何の石でお墓を作った分からないといけないと思い、石材店にお墓のどこでもいいから石の名前を彫ってくれと注文する。
彫刻文字原稿を確認し、お墓の工事設計図面もこちらの希望通りに出来上がり少し安心しましたが、後はどんなお墓が出来るのか楽しみと不安がありました。
さて、お寺さんの墓地で基礎工事が入るので立ち会うことにしました。お寺さんの地域は地盤が緩いので心配していたら、石材店はこちらの腹の内を見透かすように、足を4カ所つけましょうとのこと。我々の業界でも足をつけた基礎工事はあんまりしないのに、この石材店はしっかりとやってくれたので少しは安心。当然、私たち建設業と同じようにきちんと栗石を入れてランマーで突き、鉄筋を入れた基礎コンクリートを打設してくれました。
お墓の石の加工も終わり現地に搬入されて、据付工事が始まるので、またまた立ち会うことにしました。朝から始まって石材店の担当者も一緒に立ち会い据付を見ていたが、図面の通りに出来上がって来て、夕方には思った以上のお墓が出来上がり、やっと肩の荷が下りて安心、これで納骨も無事に出来そうです。
次の日、母親も完成を確認に来て、希望通りの日程と希望通りのお墓が出来上って、大変喜んでいました。