これで安心永代供養墓
大きな霊園を二カ所を運営管理しているお寺さんから、ご自分のお寺の檀家さんと二カ所の霊園使用者の為に「永代供養墓」を作りたいと相談がありました。
「永代供養墓」とは、世の中の「少子化」「単身者増加」に対して必要になってきた施設で、「お子さんがいないご家庭」、「お子さんがいても女のお子さんしかいないご家庭」、「いろいろの理由で結婚をしなかった方」等、跡取りがいないので自分達が亡くなった後が心配な方々の為に作られたお墓です。
永代供養墓を簡単に説明すると、ご遺骨を所定の年数を永代供養墓で納骨供養し、それ以降は永代供養墓を使用している方々と合葬になる共同のお墓です。
最近、お墓を決める要因の一つに「永代供養墓」の施設が有るかないが大きなポイントとなっている事実もあり、どんな施設でどのような仕組みかを事前に知っておくことが大切です。
ところで、今回の「永代供養墓」建設計画ですが、建設のご相談があってから東京都及び近隣にすでにある「永代供養墓」の状況を調査しました。そして「永代供養墓」の仕組みを研究して建設プランニングを作成しました。
次に進めたのは、「永代供養墓」をどこに建設するか、また「永代供養墓」のデザインをどうするかです。
建設予定地は二つある霊園の一カ所にある芝生緑地に決定し、デザインは管理者のお寺さんから霊園使用者も対象なので特定の宗教色が出ないもの、他にはないデザインの「永代供養墓」にしたいとの設提があり、図面のような「永代供養墓」に決まりました。
実施設計は建築設計事務所に依頼し、永代に渡って使用する施設なので基礎コンクリート設計から施設の設計まで、十分計算されたものができあがりました。
デザイン上のポイントとして、入り口から施設まで長い通路があり、シンプルなデザインで供養する遺骨もあまり多くなく、ゆったりとした施設コンセプトにしました。使用石材も施設は白みかげ石と黒みかげ石、周辺及び通路はさび石を使用しました。全体はきれいな研磨仕上で歩く所のみザラザラに仕上げ、施設の工事は8月からはじまり9月いっぱに完成しました。
永代供養墓「永代供養墓」は一体収骨出来るところと、二体収骨出来るところで構成され、真ん中のモニュメントの後ろに合祀出来るところがあります。蓋石は厚み15cmの黒みかげ石ですが、30cm厚みの蓋石に変更出来て、その範囲内であれば自由なデザインと彫刻が出来る規定になっていて、受付開始後評判が良くて多数の問い合わせ申し込むがあるそうです。